ナスダック-5%、S&P-3% — 1950年以降すべての危機を乗り越えた市場が今送るシグナル

ナスダック-5%、S&P-3% — 1950年以降すべての危機を乗り越えた市場が今送るシグナル

ナスダック-5%、S&P-3% — 1950年以降すべての危機を乗り越えた市場が今送るシグナル

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ナスダック-5%、S&P 500-3%超。2026年に入ってから市場は揺れ続けている。

この数字を見て「これは深刻だ」と感じているなら、一歩引いてS&P 500の70年の歴史を振り返る必要がある。

1950年以降、市場はあらゆる危機を乗り越えてきた

S&P 500の1950年からのチャートを見ると、印象的なパターンが浮かび上がる。朝鮮戦争、キューバ危機、ベトナム戦争、ニクソン辞任、JFK暗殺、18%の住宅ローン金利、ブラックマンデー、湾岸戦争、ドットコムバブル、9.11、2008年金融危機、COVID。すべてがチャート上にマークされている。

一つ一つが、当時は世界の終わりのように感じられた。

2008年には銀行が不動産を「有害資産」と呼んだ。不動産を持っていると同情された。COVIDの時は事業そのものが消滅すると思われた。世界が永遠に止まると信じた人もいた。

そのすべての危機の後、市場はどこへ向かったか?上昇した。例外なく。

今の「恐怖」は恐怖と呼ぶのも恥ずかしいレベルだ

CNNの恐怖・強欲指数が最近「極度の恐怖」を記録した。正直、笑ってしまった。

極度の恐怖?5〜6年前には世界そのものが閉鎖される心配をしていた。2008年には銀行から自分のお金を引き出せるか心配していた。あれこそが恐怖だ。

今は?米・イラン緊張、関税懸念。確かに短期的に市場を動かすニュースではある。だが過去の本当の危機と比べれば、これは「可愛いレベルの変動」だ。ウォーレン・バフェットも先週のインタビューで似たことを言った。バークシャーを運営する中で株価が50%以上下落したことが3回あり、ブラックマンデーには1日で21%が蒸発したと。今の下落はそれに比べれば何でもないと。

バフェットが求めているのは5〜6%のリターンではない。市場が本当の恐怖に包まれた時 — それが彼の出番だ。

最近のボラティリティは複合的要因

時期主要イベント
2月AI投資リターンへの疑念拡大
3月ソフトウェアセクター全般下落、AI代替懸念
4月初旬米・イラン緊張激化、決算シーズン開始

単一原因ではない。AIに投じた資金が早期リターンに結びつかないという懸念が2月から広がった。Microsoft、Adobeのようなソフトウェア企業がAIによって逆に淘汰される可能性という恐怖も重なった。地政学リスクが加わり、市場は毎日違う理由で反応している。

今日は「和平交渉の可能性」で急騰し、明日は「格下げ」で急落する。

問うべきは一つだけだ

毎日変わるヘッドラインを追いかけ続けるのか?

ストーリーは常に変わる。毎日、毎週、毎月、新しいナラティブが登場する。事実もあれば嘘もあり、「まだ起きていないことへの過剰反応」もある。

だからこそ繰り返し強調する。株を買う時、自分が実際に何に対価を払っているのかを知らなければならない。 価格(Price)は支払うもの、価値(Value)は得るものだ。画面上の株価が企業の価値を教えてくれるわけではない。この二つは全く別物だ。

歴史は繰り返し示している。最も恐ろしい瞬間が最高の買い場である可能性が高い。ただしそれは、自分が何を買っているか理解している人にだけ当てはまる話だ。

FAQ

Q: 現在の市場下落は2008年やCOVIDほど深刻ですか? A: 数字で見れば全く異なります。S&P 500は年初来約3%の下落、ナスダックは約5%です。2008年は50%超の下落、COVID初期は1ヶ月で30%超の急落でした。

Q: 「恐怖の中で投資すべき」とは何でも買えという意味ですか? A: いいえ。この原則は、購入する企業の本質的価値を理解している場合にのみ有効です。バリュエーション分析なしに単に下落したから買うのは投機です。

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Ecconomi

米国大学 Finance & Economics 専攻。証券会社レポートアナリスト。

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