VTI vs S&P 500:米国全体に投資するETF、どちらを選ぶべき?
🇺🇸 米国投資、どのETFを選ぶべき?
2026年から米国株を買ってみようと思っている方、いらっしゃいますよね?銘柄が多すぎて悩んでしまうと思います。
個別企業への投資は負担が大きいし、インデックスETFに投資したいけど商品が多すぎます。
今日は投資に適したETFを一つご紹介します。
📊 インデックスETFの種類
一般的に投資されるインデックスETFは大きく3つあります:
- S&P 500:米国代表企業500社
- ナスダック:テクノロジー株中心
- ダウ・ジョーンズ:伝統的優良株30社
その中で最も代表的なのがS&P 500です。米国に上場している企業の中から代表的な500社に投資する指数です。
初めて投資するなら500社でも不安かもしれません。米国全体の株式に一度に投資できるETFがあります。
🌟 VTI:米国全体を包むETF
それがVTI(Vanguard Total Stock Market ETF)です。
「富への最もシンプルな道」という本にも登場する銘柄です。米国に上場している3,533社に投資するETFです。
米国全体を所有していると考えてください。
いつかビッグテック企業も他の企業に置き換わるでしょう。そのときもこのETFは銘柄を入れ替えながら生き残り続けます。
🔍 VTI vs S&P 500 詳細比較
| 項目 | VTI | S&P 500 (VOO) |
|---|---|---|
| 投資企業数 | 3,533社 | 507社 |
| 総経費率 | 0.03% | 0.03% |
| 特徴 | 米国全体市場 | 大型株中心 |
VTIを詳しく見ると、S&P 500とほぼ同じように動きます。実際、S&P 500に含まれる企業の比重は**80%**もあります。
残りの20%が3,000社を含んでいますが、時価総額加重方式のため、その比重は相対的に小さいです。
企業は倒産してもアメリカは倒産しないと思うなら、このETFも良い選択です。
📈 過去10年のリターン比較
過去10年間の株価チャートを見ると、ほぼ重なって動いていることがわかります。
しかし2023年からS&P 500が少し上昇し始めました。その理由はビッグテックの比重が少し高いからです。
それでも10年間のリターン差は**12.2%**しかありません。
将来ビッグテック企業の株価がより大きく調整を受けるなら、VTIがより良い防御をしてくれます。
配当金再投資の効果
配当金を再投資した場合、**57.2%**高いリターンを示しています。
今お金が必要な時期でなければ、着実に複利で運用するのが最善の選択です。
💰 積立投資シミュレーション
過去10年間の年平均リターンは**14.66%**もあります。かなり高いですね。
10年間投資していたら、資産が3倍以上に増えたということです。
月3万円積立投資の結果(年14.66%リターン想定)
| 投資期間 | 予想資産 |
|---|---|
| 10年 | 約880万円 |
| 20年 | 約4,300万円 |
| 30年 | 約1億9,400万円 |
今20〜30代なら、老後のために月3万円ずつ30年投資すべきですね。
40代以上なら悔しいですが、もう少し金額を上げる必要があります。
🎯 結論:どのETFを選ぶべき?
| 投資スタイル | おすすめETF |
|---|---|
| 米国大型株集中 | S&P 500 (VOO, SPY) |
| 米国全体分散 | VTI |
| テック比重を高めたい | ナスダック (QQQ) |
結局、S&P 500のようなインデックスETF、債券、そして現金をうまく運用すれば経済的自由に到達できます。
今からでも遅くありません。一緒に投資を始めましょう!🚀