最高値更新中でもドルコスト平均法をやめない理由
最高値更新中でもドルコスト平均法をやめない理由
繰り返される同じ質問
4月初旬、S&P 500が7,000を超えて史上最高値を記録したとき、同じ質問を何度も受けました。「本当にこの最高値で積立投資を続けるのですか?」
はい、迷いなく続けます。
1ヶ月後、S&P 500は7,200を超えました。下落を待っていた人々は、「高すぎる」と判断した水準よりさらに200ポイント高い価格に直面しています。
ドルコスト平均法が機能する理由
S&P 500は良好な年に、年間平均10回以上の史上最高値を更新します。
この事実を理解すると、「史上最高値=割高」という直感がいかに誤りに基づいているかが分かります。最高値更新は異常事態ではなく、上昇相場の日常です。「最高値では買わない」というルールを設けると、市場の最も良い上昇局面のほとんどを逃すことになります。
メカニズムはシンプルです:
- 市場の方向を予測する必要がない
- 感情的な判断を排除できる
- 長期的に市場の平均取得単価を確保できる
私は心ではなく頭で投資しています。直感は「今は高すぎるから下がるまで待とう」と囁きますが、データはその戦略がほとんどの場合、より高い価格での購入につながることを示しています。
現在の市場環境での適用
現在の市場は投資家にとって非常に複雑な局面にあります。S&P 500は最高値を更新しましたが、背景には無視できないリスクが存在しています:
- FRBは金利を3.5〜3.75%で据え置き、年内の追加利下げ見通しはほぼゼロ
- イラン情勢によりカリフォルニアではガソリンがガロン6ドル超、ディーゼルは8ドル超
- 停戦は一時的であり、終了すれば市場のボラティリティが再び拡大する可能性
これはまさにドルコスト平均法の価値が証明される環境です。市場が上がるか下がるか誰にも分かりません。この戦略はその知識を必要としないからこそ機能するのです。
何に投資しているか
私の重点は広範なインデックスETFです。米国市場全体、国際市場、債券をカバーする3ファンドポートフォリオを基本軸として、市場環境に関係なく積立投資を継続しています。
個別銘柄は別の話です。MAG7の中でもAIキャペックスの規模と収益化の見通しだけで株価の方向が完全に分かれています。十分に下落すれば、マイクロソフトとアマゾンは購入を検討する企業です。エネルギー企業や量子コンピューティング関連銘柄のリサーチも進めています。
ただし核心は — 個別銘柄はポートフォリオの衛星であり、中核ではないということです。
リスクを認識しつつ、麻痺しないこと
現在は慎重な楽観論の立場です。決算は全般的に堅調でした。GDPは回復しました。AI投資はハイプではなく実際のリターンを生み出しています。これらは確かにポジティブです。
しかし「最悪は過ぎた」と考えるのは時期尚早です。中東情勢は解決ではなく一時停止の状態であり、原油価格が現水準を維持するだけでも経済への負担となります。2027年までの間にまだ波乱の余地があると見ています。
不確実性に対する最悪の反応は両極端 — FOMOでの全力投入か、恐怖での全売却です。正しい反応は自分のシステムを守ること。ドルコスト平均法で投資すると決めたなら、先月買ったように今月も買い、来月も買う。画面上の価格はプロセスには無関係です。
FAQ
Q: 史上最高値からドルコスト平均法を始めても大丈夫ですか?
A: はい。S&P 500は長期的に年間平均10回以上最高値を更新します。「最高値」を理由に投資を先延ばしにすると、歴史的にはさらに高い価格で参入することになる確率が高くなります。重要なのはエントリーポイントではなく、投資期間です。
Q: 3ファンドポートフォリオに個別銘柄を追加しても良いですか?
A: 可能ですが、コア・サテライト戦略を推奨します。ポートフォリオの70〜80%を広範なインデックスETFで構成し、残りの20〜30%のみ確信のある個別銘柄に配分する方式がリスク管理に効果的です。
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