子どもが生まれた日にS&P 500へ1万5千ドルを入れて18年放置したら

子どもが生まれた日にS&P 500へ1万5千ドルを入れて18年放置したら

子どもが生まれた日にS&P 500へ1万5千ドルを入れて18年放置したら

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結論から:18年後の口座は17万2,458ドル、大学の請求書は27万6千ドル

赤ちゃんが生まれたその日にS&P 500へ1万5千ドルを一度だけ入れ、その後は一切追加せず18年放置する。このシナリオを最後まで回したところ、口座は17万2,458ドルまで増えました。元本の11倍超です。それでも2044年の4年制州立大学の総額推定27万6千ドルには届きません。

この記事は、その一度の入金が子どもがキャンパスに立つ瞬間どれだけの学費を賄えるのか、そしてどこで崩れるのかを追った記録です。

なぜ「出生時に一度きり」なのか

アメリカの平均的な家庭は、子どもの大学費用として毎年約1万5千ドルを自腹で払います。学費補助、住居費、教材費、奨学金で埋まらない差額まで — 子どもが実際に在学する4年間、毎年それだけ出ていきます。

私の問いは単純です。その1万5千ドルを大学時代に毎年払う代わりに、同じ金額を出生の日に一度だけまとめて入れたらどうなるか。同じお金を、ただ18年早く入れるだけです。

投資先はアメリカで最も保有されているS&P 500ファンド、バンガードS&P 500 ETF(VOO)。米国の時価総額上位500社を規模順に組み入れたファンドです。「とりあえずインデックスに入れておけ」と言うとき、たいていこれを指します。

ファンドより先に、まず口座

ここで多くの親が見落とす点があります。ファンドも重要ですが、それを「どの口座」に入れるかが同じくらい重要です。通常の証券口座にVOOを入れると初日から税務当局が玄関に立ちます。毎年の配当に課税、18年後に学費のため引き出すときも値上がり分に再び課税です。

だからこの記事の全数字は529プラン内で運用する前提です。529は教育費のためだけに設計された口座で、内部で育つ配当と値上がり益が非課税で複利で積み上がり、教育費として引き出すときも非課税です。(税制優遇の詳細は529 vs 通常証券口座の記事で扱いました。)

18年後の大学はいくらか

今日時点で4年制州立大学の総額は約12万4千ドル、年3万ドル程度。しかしこの子は今日入学しません。2044年です。

カレッジボードの資料では、過去20年間で公立4年制の費用は年平均約4.8%上昇しました。賃金よりも、住宅よりも、食料品よりも速いペースです。私は保守的に年4%を適用しました。18年回すと:

学年推定費用
1年2044約65,000ドル
2年2045約68,000ドル
3年2046約70,000ドル
4年2047約73,000ドル
合計約276,000ドル

州立大4年で27万6千ドル。これが相手にする請求書です。

18年の複利、そして5年目の罠

VOOは2010年の上場以来、株価が年平均約13.96%上昇し、さらに毎年約1.05%の配当が付きます。529内ではこの配当が自動再投資され、四半期ごとに株を買い増しながら一緒に複利で回ります。

1万5千ドルは初年度末に1万7,252ドル、5年目には2万9,983ドルとほぼ倍に。幼稚園に上がる頃です。よく見えますが、正直に言えば5年目が最も危険な区間です。13年さらに寝かせるほど興奮する数字ではありません。引き出したい、動かしたいという誘惑 — この戦略が多くの親で失敗するのがまさにここです。18年計画で最も難しいのは18年目ではなく5年目です。

耐えれば10年目で5万9,148ドル、15年目で11万5,665ドル。初年度の成長は約2,194ドルでしたが、10年目の1年だけで7,214ドルが付きます。同じ利回りでも掛けられる元本が大きくなるので、毎年付くドルも大きくなる。これが教科書の曲線ではない本物の複利です。

引き出し局面:どこで崩れるか

18年目、口座は17万2,458ドル。請求書27万6千ドルに対し紙の上では約1万4千ドル不足です。しかし肝心なのは別の点です。口座は初日に一度に空になりません。毎秋1学年分の学費だけが抜け、残りは回り続けます。

  • 2044年 1年: 172,458ドル → 学費65,291ドル引出 → 残高107,167ドル
  • 2045年 2年: 122,127ドルに成長 → 67,902ドル引出 → 残高54,229ドル
  • 2046年 3年: 61,795ドルに成長 → 学費70,619ドル → ここで底。8,824ドル不足
  • 2047年 4年: 残金0

1年完納、2年完納、3年は88%まで届いて枯渇、4年は全額を別から工面。ローン、収入、奨学金、アルバイト — 合わせて約8万2,267ドルをさらに見つける必要があります。

では、戦略は成功したのか

戦略自体は機能しました。市場は複利で増え、529はすべての値上がり益を税から守り、1万5千ドルは11倍超に育ちました。ただ子どもは1年半分の学費を借金として背負って社会に出ます。

これが正直な計算です。この戦略はほぼすべての受動的な貯蓄方法に勝ちます。ただ大学には完全には勝てません — ほぼ勝つけれど、全部ではない。では何を変えればゴールを越えるのか。答えは意外にも開始金額にあります。たった5千ドルを足すこと — その話は5千ドルの複利レバレッジの記事に続きます。

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米国大学 Finance & Economics 専攻。証券会社レポートアナリスト。

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この記事は情報提供を目的として作成されたものであり、特定の銘柄の売買を推奨する投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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